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小沢訪中と習近平訪日 [この国と仲良くならなくてはいけないのか]

中国の幻想に囚われているみなさん、そろそろ目を覚ましましょう。

中国の株と不動産バブルの崩壊は近いという観測がなされている。バブルである限り、必ず弾けて投資家が持っている資産は紙くず同然となる。

いまや、中国の銀行は不良債権を溢れるほど抱えており、焦げ付きが表面化するのも時間の問題だ。

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日中友好を旗印に143名もの国会議員団が中国へ朝貢、小沢一郎『私は解放軍の司令官』

1989年天安門事件で、民主化を叫んだ多くの学生を武力で弾圧し、キャタピラで人間を踏みつぶした、人民解放軍に自らをなぞらえた小沢一郎。いったい頭の中はどうなっているのだろうか。

世界の民主主義国家指導者で、こんなことを言う人はいないでしょう(藤井厳喜氏)。

陳情窓口を党に一本化し、国内の利権を一手に掌握した小沢は、今度は対中国ビジネスの利権をも手中に収めることとなった。すべては小沢を通さないと何も動かない。

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それにしても143名の国会議員は、胡錦濤とのツーショットに大喜び。チベット人の血に染まった手で握手してもらって、何も感じなかったのだろうか。

輿石東に至っては、胡錦濤の手を押し頂くように両手で握り、頭を下げてあいさつした、というから呆れかえって言うことはない。

日本で問題になっている餃子問題、チベット、ウイグルの弾圧、漢人に対する人権状況、河川と土壌の汚染、廃棄物垂れ流し、北九州まで届いている光化学スモッグ、尖閣諸島、東シナ海白樺ガス田問題、などは一切協議しておらず、小沢がかろうじて軍拡に懸念を表明しただけに終わった。

国会議員としての仕事はどうなったのだろうか。他国にすり寄り、ご機嫌伺いするのが議員の仕事ではないはずだが。

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民主党が、反米親中の左翼政権であったことが、これで分かるでしょう。

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習近平国家副主席が14日から来日し、特例で天皇陛下に謁見するという、強引な会見設定。

1か月前までに文書で正式申請という通常手続きを無視し、小沢と鳩山がごり押ししたというが、天皇の政治利用も甚だしい。

鳩山首相は政治利用ではないというが、中国側はこのことを一方的に宣伝する可能性があり、日本は中国の言うことは何でも聞く、日本は中国に屈服した、という材料を与えることになる。

国民統合の象徴である天皇陛下に対して、時の政権による政治利用は厳に慎まねばならない(産経12日)。

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この習近平は党内序列第6位で、国家元首ですらない。先の全人代で胡錦濤の後継候補と目され、当然人民解放軍トップ(訂正します。中央軍事委員会副主席が正しい)に就くはずが、党内権力闘争で実現できなかった。

胡錦濤の共産主義青年団と江沢民の上海派、そして有力政治家の子弟である太子党が、壮絶な権力闘争を繰り広げている。

次期国家主席候補は、江沢民が推す習近平だけでなく、胡錦濤が推す李克強、重慶特別市党書記の薄き来、などなど他にもいるわけで、後継が決まったわけではない。(宮崎正弘氏メルマガより参考に)

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ところで、習近平はつい先日の7月5日、ウイグルのウルムチにおけるデモと警察隊による発砲で大きな犠牲を出した事件との関係が深い。ウイグル族と漢族の対立としてTVで大きく報道されたので、記憶に残っていると思う。

中国側の民族対立という宣伝に、日本のメディアはそのまま乗せられた。

胡錦濤がイタリアサミットに出かけている時に、習近平は国内を預かり、この時に起きたデモに対して水平発砲を命じた。多くの死者を出し、いまだに1万人のウイグル人が、夜間に連行され行方不明。

ウイグル人は6月に起きた、広東の玩具工場での集団リンチ殺害事件の真相解明を求め、学生たちを中心に中国国旗(反中国ではないという意味)を持って平和的にデモに加わった。

ところが、習近平は話し合いで解決するのではなく、武力によって制圧することを指示した。

まだ半年も経っていない、ついこの間のことです。

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この人物を天皇陛下に謁見させて、本当に良いのでしょうか?

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日米関係は危機的状況に陥りつつある。

いくら力を失ったといっても、軍事的にも政治的にも、世界のグローバルパワーであり続けるアメリカを離れて、日本はどうしてやっていけるのでしょうか。

日本が独自に防衛力を構築しようと思ったら、徴兵制を敷いて現在の5倍から10倍の軍事費を支出しなければならず、外交交渉においても死活的な行動力が求められるでしょう。

権謀術数が渦巻く外交交渉を、残念ながら日本の政治家が引き受けられるほどの力量はないと思います。

今の国民にも危機感がまったく感じられない上に、安全保障の問題を考えない、基地や軍隊などない方が良い、という人が多いそうですから、宇宙のお花畑の中でボケ続けているのかも分かりません。

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しかし、そのようなことにはお構いなく、日米関係は危険な状態に近づいています。

日本国民が選挙で選んだ民主党が、反米親中に大きく舵を切ろうとしています。

マニフェストになかっただろうと言ってみても、彼らは合法的に政権に就いたのですから、4年間はやりたい放題でしょう。これを選んだのは国民。

その行きつく先は何でしょうか。日本はアジアで孤立して、中国人民元の勢力圏に飲み込まれ、中国軍事力の脅威に晒されながら、朝貢している姿かもしれません。

中国にはいうべきことを言うって?

チベットやウイグルのことも、ろくに言えなかったものがどうやって?

その前に民主党の政策で、国内は中国人で埋め尽くされ、反中的発言など出来るわけがないと思いますが。

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やがて東アジア共同体の名のもとに日本は連邦化され、政治、経済、軍事領域では北京の決定のもとに従うようになるでしょう。

自由だの民主主義だのと言っても、もともと人治の国中国では、そのようなものはありません。何千万もの人々が虐殺されても、その命令をした人物が取り立てられて国家主席になるような国なのですから。

中華社会主義発展のため日本民族も貢献せよ、ということで、日本の富は収奪され、二級市民に追いやられた挙句、日本人には徴兵制が敷かれ、中華共栄圏のためといって、戦地に送られるのでしょう。

或いは、生産設備をすべて中国に移転して、日本人は中国に移住させられ、現地レベルの安い賃金で働かされるのでしょうか。

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アジアや欧州が日本を評価していたのは、アメリカと一体の軍事同盟、経済関係があったからであると思いますが。

それを離れてやっていけますか?


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