見てから動くか、動きながら見るか [事故防止]
繁忙期に入って、いつもより渋滞が長く繋がっている。
信号を1回で行けるような所も、2~3回待たなければ抜けられない。
この時期だから、運転する人達は混むことが分かっているのだが、やはりイライラ状態。
時間を損しているようにも思えるし、渋滞の中ではすることもなく、ただ前の車が動くのを待っている。
割り込みの車がいると腹が立つし、ルール無視の車も出てくる。
路肩を平気で走る連中も出てくる。
一日の予定が大きく遅れてしまい、このままではいつ終わるのか分からない。
別の道から行けばよかった、とか、先に抜け道はないかと地図を手に取る。
早く帰って次のことをしたい、いい加減疲れてるからすぐに帰って休みたいところ。
渋滞にうんざりするのと、先を急ぎたいのと、イライラが重なって来る。
こんな時にヘリコプターがあれば、スイスイと目的地に行けるのに、などと考えてしまう。
渋滞の中で車を走らせるのは、正直に言ってしんどい仕事である。
しかし、この混雑はそのうちに終わるもの。
クリスマスが過ぎれば仕事の車は減ってくるし、28日を過ぎれば日中の道路はガラガラになる。
それまでの辛抱なのだ。
今は事故を防ぐことに心を砕いて欲しい。
皆さんが知っているように、この時期の事故は多い。
自分がイライラしているように、周りの人もイライラしているのだ。
前の車に接近しない事は鉄則。
〇渋滞時に起こりやすい事故
〇交差点などで発進時の見切り発進
信号待ちなどで前車に続いて停止。しかし2~3台前が動いたのを見て動き出して追突。
〇隣の車線が動き始めたとして、勘違い発進で前車に追突
動いているのに前を見ていない、脇見をしながら発進。
〇ノロノロ渋滞で前車の急停止に合わせられず追突
発見の遅れ、近づき過ぎ、車間距離が取れていない。
〇ものを取ろうとして、或いは地図を見ながら、前車の動きに気が付かない
ゆっくり進んでいるため、安心して前が疎かになる。
〇対向車線の渋滞で右折時に対向車と接触
前が詰まっているから来ないだろう、という判断。
〇二輪車との接触
渋滞では車の陰になり、二輪車が見えにくい。
車が動いているのに、前から目を離すことは絶対してはならない。
そして「見てから動くか」、「動きながら見るか」の違いは決定的に重要である。
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