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諸外国からメッセージ [雑感]

24日現在で213の国と地域、機関から、お見舞いのメッセージが寄せられている。

〇マスコミの報道など

・CNNテレビ12日、『住民たちは冷静で、自助努力と他者との調和を保ちながら礼儀をも守っている』。とくに商店などにおける略奪行為について『そんな動きはショックを受けるほど皆無だ。』

・ウォールストリートジャーナル12日、日本が長年、大地震に備えてきたことを説明。『日本ほど自然からの大攻撃に耐えて、生き残るための用意をしてきた国はない。』『日本の国民が最大級の地震に立派に耐えたことは素晴らしい。』『この地震で自国を守った日本のパワーは、近代国家の実績として見落としてはいけない。』

・AEI日本研究部長マイケル・オースリン氏は、『日本国民がこの歴史的な災禍に冷静さを保って対応したことは、、米国内ではイデオロギー面でまったく異なるリベラル派のニューヨーク・タイムズ紙から保守派のFOXテレビの評論家まで一様に感嘆させた。』『日本人がこうした状況下で米国でのように略奪や暴動を起こさず、相互に助け合うことは全世界でも少ない独特の国民性であり、社会の強固さだ。』

・ジョージタウン大学ケビン・ドーク教授は、『日本国民が自制や自己犠牲の精神で震災に対応した様子は、広い意味での日本の文化を痛感させた。日本の文化や伝統も米軍の占領政策などにより、かなり変えられたのではないかと思いがちだったが、文化の核の部分は変わらないのだと思わされた。』

また、『近年の日本は若者の引きこもりなど、後ろ向きの傾向が表面に出ていたが、震災への対応で示された団結などは、本来の日本文化に基づいた新しい目的意識を持つ日本の登場さえ予測させる。』

・台湾の南方塑氏は、「中国時報」コラムで未曾有の大震災に見舞われた日本の国民や各界の対応を絶賛、『武士道精神の日本が災難に打ち負かされることはない』と最大限のエール。

〇米国のトモダチ作戦

・米海軍と沖縄海兵隊によって東北地方の太平洋岸に艦船を展開。救助活動には1万8千名が従事、空母ロナルド・レーガンなど艦船19隻、航空機140機で物資を届けている。日本の自衛隊と共同作戦を展開中。史上最大の日米による輸送・救助体制となった。

オバマ大統領は、『国際的な悲劇で、胸が張り裂ける思いだ』『自分が愛する人を失ったらどう思うだろうと考える』『日本の人々が最も(協力を)必要としている時に、我々は彼らとともに居続ける。』『日本は親友であり同盟国だ。復興のために我々が出来る支援は何でも行う。』

ルース米国大使は14日、『難局に対して日本国民は強靭さを示し、礼節を保って互いに助け合っている。』菅首相が戦後最大の危機とした被害にも『日本人は対応能力を持っている』 と激励した。

また、ルース大使は23日、宮城県石巻市で被災者に、『厳しい状況を生き抜いている皆さんの姿を見て感動した。米政府はどんな時も皆さんを支援する』。また被災者の肩を抱き寄せ『自然は人の命や財産を奪うこともあるが、人の魂や思いまで奪うことは出来ない』と勇気づけた。

〇在外日系人

・ブラジル・サンパウロの東洋人街「リベルダージ」で17日、犠牲者を追悼するミサが行われ、故国の惨状に心を痛めた日系人が手を合わせて冥福を祈った。サンパウロ日伯援護協会尾西氏『ブラジル人の間では、やはり日本は違う、と改めて評価する声が上がっている。』『これだけの被害を受けながら、日本人は略奪もせず、助け合っている。』

・パラグアイ日本人会連合会の合田事務局長、『パラグアイ人からも、日本のために何かしたいという声が続々と上がっている。』『肉牛1頭を日本に送り、被災者に食べてもらいたい、との申し出もあった。』パラグアイからの輸出品である大豆を利用して、被災地に豆腐を届けられないか、と知恵を絞っている。

・ペルーの日系社会で義援金集めが進んでいる。「プレンサ・ニッケイ」のマヌエル比嘉編集長は、『地震のニュースで映し出される日本の被害や、被災者の助け合いの姿は、ペルーの日系社会をさらに強く団結させた。』

☆人的物的支援

〇米国では、民間NGOの募金活動や企業から、少なくとも2億ドル(160億円)の義援金が寄せられた。日本大使館の弔問所には、オバマ大統領、バイデン副大統領などが記帳し23日まで642人に達した。

〇ロシアのメドベージェフ大統領、『報道を見て心が痛んだ。心からのお悔やみを伝えて欲しい』

プーチン首相、『我々のパートナーが必要とする援助を行う用意がある』

〇インド政府は、国家災害対策局の対応部隊46名を、宮城県利府町へ派遣する。瓦礫処理や簡易医療を行い、近日中に高カロリービスケットを搬送予定。すでに毛布2万5千枚とミネラルウォーター1万3千本を被災地に提供した。

シン首相、『インドは日本の最大のODAの受給国であることを忘れてはならない

〇バングラデシュ・ハシナ首相、『独立以来、両国の絆は固い。日本のために全力を尽くす』

〇オーストラリア・ギラード首相、『難局に立つ日本を支える』

〇ニュージーランド・キー首相、『友人である日本国のために、今度は私たちが必要なあらゆる支援を提供する』

〇パレスチナ自治政府・ワリード・シアム駐日代表、『現在ガザが攻撃されているが、その最中でも日本人への支援を忘れずにいる』

〇メキシコ・カルデロン大統領、『大震災に苦しむ日本の人々に深い哀悼の気持ちを送る』

〇EU・ファンロンバイ大統領、『日本の国民が力を合わせ、互いに支え合っていることに称賛の意を表明したい』

〇イギリス・エリザベス女王、『多くの方が亡くなられたことを悲しんでいます』

キャメロン首相、『原発で働く人たちや緊急援助隊は、日本が復興できるという精神力を見せている』

〇フランス・サルコジ大統領、『日本国民の例外的な勇気と尊厳に敬意を表したい』

〇ドイツ・メルケル首相、『日本国民が危機を乗り越えることを祈り、ドイツの支援を確約する』

〇ローマ法王庁、『法王ベネディクト16世が、悲劇に深く心を痛めている』

〇ネパール政府は、毛布5千枚の提供を決め、26日夜羽田に到着予定。

〇モンゴル政府は、全公務員に1日分の給料を募金するよう呼びかける異例の対応。この動きが国民や企業に波及し、1億2500万円以上が集まった。在日モンゴル大使館は『日本はモンゴルが市場経済に移行した1990年代、政府開発援助(ODA)で一番支援してくれた。国民みんなが感謝している。』

〇オーストラリア政府は、救助隊75名と救助犬2匹を派遣。14日に米軍横田基地に到着。

〇台湾政府は、救助隊員28名を派遣した。

馬英九総統、『日本人の我慢強い冷静沈着な行動を見て感動した』

李登輝元総統、『刃物で切り裂かれるような心の痛みを感じている』

〇フィリピン・アキノ大統領、『犠牲となった人々に心から哀悼の意を表する』

〇インドネシア・マルティ外相、『我が国も何度か自然災害に見舞われており、日本が現在経験している痛みと困難も一層共感できる』

〇シンガポール・リー・シェンロン首相、『時間はかかっても不屈の精神と立ち上がる力、団結力、自制心を持って(復興を)成し遂げると確信する』

〇タイ・プミポン国王夫妻、『甚大な被害を深く悲しんでいる両陛下とすべての日本国民に心からの弔意を表す』

〇ベトナム・グエン・ミン・チェット国家主席、『日本国民が震災を早期に乗り越えると信じている』

〇アフガニスタン・カンダハルのハミディ市長は、義援金として5万ドル(400万円)を送ることを決めた。『日本はこれまでアフガニスタンに多額の支援をしてくれた。日本のような国にとっては大した額でないことは分かっているが、せめてもの助けになればと思う。』

〇韓国政府は、救助隊員102名を追加派遣。すでに12日、救助隊5名と救助犬2匹が仙台市若林区荒浜で活動中。

李明博大統領、『最も近い隣国の韓国は日本とともにある』

韓国では、TVや新聞が日本救援の大キャンペーンを展開中。『日本を助けよう、ともに救援活動を(朝鮮日報)』『頑張れ、日本(東亜日報)』。反日のマスコミによる救援キャンペーンは異例で阪神大震災の時もなかったこと。現地の惨状とともに被災者の冷静な姿や秩序ある様子を称賛している。

〇北朝鮮・金永南最高人民会議委員長、『朝鮮総連中央常任委と被害地域の総連幹部と同胞、遺族に深い哀悼の意を送る』

〇中国政府は、テントや毛布、手提げ式応急灯など3000万元(3億7500万円)分の支援物資を送った。また救助隊15人を岩手県大船渡市へ送り、14日から捜索活動を実施中。

胡錦濤国家主席、『日本が必ず困難を克服し、再建出来ると信じている』

温家宝首相は日本の記者に対し、『日本が遭遇した史上まれにみる大震災は、日本国民の生命や財産に巨大な損失を与えた』『中国も地震の多発国だ。自分たちのことのように考えている。』今後も日本が必要とする支援を継続していくことを約束した。

中国の学者100人が、環球時報に広告を出し、『日本に温かい支援の手を差し伸べよう』と呼びかけた。『2008年四川大地震の際、日本による救援活動や一般民衆が募金してくれた感動的な場面を私たちは忘れることが出来ない』。


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