小沢一郎になめられる有権者 [民主党]
あるTV討論番組から
『(天皇陛下会見問題での)小沢さんの記者会見を見まして、あれを見たら、なんかもう、目つきから話し方から、やくざみたいな感じですよね。
それですごくビックリして、民主党の政治家の人達、大臣もそうなんですけど、非常に優秀な方だと思うんですよね、皆さん、優秀なんですけどすごい小者に見えちゃって。
それに比べると、やくざの親分が牛耳っているという、そういう構図がすごくよく見えるような気がして、』
『中国に行って記念写真を撮っている、満面の笑みを浮かべて、本当に得意そうな、本当に嬉しそうな顔をしているのと、あの記者会見の時のあの目つきと、同じ人間とは思えないんですよ。
鳩山さんがもしお辞めになったとして、もし次に、あの人が総理大臣になることがあるのか、あるとしたら、なんか日本人を辞めたくなっちゃう気がしました。』
『あの人に辞めてもらっても良いと思いますけどね。中国で野戦司令官になってもらった方が良いと思いますけど。』
『あの、え!え!というのは考えているんですよ、分かってて。相手を脅かして、次の変な質問をさせないように、まず、押さえる。チンピラやくざのやり口そのままなんですね。本当の偉い親分はあんな態度は取りません。』
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小沢一郎は、来年の参議院選挙をにらんで『次は若い、と女だ』といった。
10万円の買い物をするときには、事前にカタログを調べたり、詳しい人に聞いたり、性能を比べながら、デザインはどちらがいいか、メーカーは信頼できるかとか、あれこれ考えながら選ぶと思います。失敗したという経験はしたくない。
しかし、選挙となると、候補者に℡して質問したり、マニフェストに出ていない外交や安全保障政策など疑問に思って聞きに行く、という人はほとんどいないと思う。
聞くためにはある程度、自分でも詳しくならなくてはならないし、判断力も必要となる。
高額の買い物であるならば、どれが良い物で、どんな製品を選ぶのが良いかの情報を沢山持とうとするでしょう。
仕事で忙しいから、考えるのが面倒だからという理由で、何でも良いから買ってしまえ、などということは、金額が高ければ高いほどありえないと思うのです。
しかし選挙では、こういうことがまかり通ってしまう。
政党が出してきた政策を、逐一自分で検討出来る人が実際どれだけいるでしょうか。
自分でも福祉政策や農業政策、行財政改革、法務などは、まるで歯が立たない。
また、1選挙区で数十万という、票の多さに自分の一票が埋もれてしまうことから、効力感を持てないこともあるでしょう。
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そこで、忙しくて面倒で、どうでも良い人たち向けに、お手軽なキャンペーンが用意されている。
マニフェストと単純なフレーズの繰り返し、そしてイメージ戦略。
当たり障りのない理想的な短い文章と『政権交代』という言葉の繰り返し、そして若さの強調、女性を多用したクリーンでフレッシュなイメージ作り。
さらにマスメディアによる官僚の無駄遣い、天下り、自民党麻生政権の官僚擁護への反発。
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韓国での小沢一郎スピーチ
先日、小沢訪中団が中国を訪問した後、小沢だけ韓国を訪問した。そこで外国人参政権に言及し、政府提案で行うのが良いと述べたことは記憶に新しい。
しかし韓国での、それ以外の発言に関してはまったく報道されなかった。韓国の大学でどのような発言をしたかを一部抜粋で紹介しよう。情報源はcoreano1004さん。
小沢一郎の発言
『特に日本人はですね、島国で、長い歴史の中で・・・の生活をしておりましたので、自立心に欠けるんですね。
自分で勉強し、自分で判断し、自分で決断し、自分で責任を負う、こういう自立心がもっとも足りない国民といえばその通りなんで・・・』
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かつて中国で独裁政権を体験した人間から言えば、あれは独裁者の論理だ。『どうせお前らは何も決められないんだから、おれが決めてやる』という独裁者の心理の裏返し(石平氏)。
小沢さんという人の本質が良く分かる、民主主義国家には絶対相応しくない政治家、あれは怖いです。
政権与党の幹事長が外国で、『これが日本人の欠点である』として発言をするというのは、前代未聞ではないのか。
岩手の有権者の皆さん、よく考えていただきたい。
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小沢一郎の選挙戦略とは?
景気が悪い、生活が苦しい、と目先のことにばかり囚われている国民には、選挙で子供手当や高速道路無料化などの利権をばら撒いて、『生活が第一』と繰り返し言い続ける。ばら撒く先が変わっただけ。
選挙の度、国民に金をばら撒けば票は取れる。
政策の細かいところを、国民は理解できないから、短いキャッチコピーで十分だ。
公務員が税金を無駄遣いしている、社会保険庁のずさんな年金管理、官僚だけが天下りでおいしい思いをしている、霞が関埋蔵金、等々マスコミ報道を利用し、国民の敵をうまく作り出して
フラストレーションの捌け口を、自民党と現官僚体制に向けさせる。
候補者には若くて有能?に見える人、見栄えが良い、若い女性候補、フレッシュでクリーンなイメージ作り。
そして言うことは『政権交代』と『天下り根絶』、『生活が一番』、『福祉拡充』の繰り返し。外交や安全保障など、まったく出てこなかった。
外交と安全保障に関しては、民主党の方針が分からないため選挙区の民主党候補に質問を出したが、帰ってきた答えは『まだ党として決まっていない』だった。その時の記事はこちら
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一年生議員や、役割のないベテラン議員は何をしている?
政策決定の内閣一元化を理由に、党の政務調査会(政策審議機関)を廃止、議員立法は原則禁止、衆議院では予算委員会などで代表質問しない、などの方針を決定。
しかし小沢だけは政策や陳情にも口を出す。おかげで一年生議員には出席簿を付け、研修や礼儀見習いなど小学生以下の扱い。
選挙民からの負託に応えなくてはいけないはずの国会議員一年生たちが、党内で発言できず、採決のための単なる頭数と化している。地域の声など届くはずもない。
民主党の衆参両議員は417名。うち党や政府の役職に就いているのは150人程度という。残りの260人余りは何をしているのか。
有権者はこのことを問題にするべきではないのか。議員から、それはおかしいという声が聞こえてこないのは、小沢に忠誠を誓わなくては生きていけないためだろうか。
限られた人間だけが政策決定に関わるのであれば、ますます不透明で密室化し、独裁的運営が加速されていくだろう。
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党の陳情一元化について
TVで民主党議員が、『手土産を持ってよろしく頼む。これが今どき通用するのか頭を冷やして考えていただきたい』と言っていた。
しかし陳情する方は民主党を通すわけで、当然、小沢のご機嫌伺いもしなくてはならず、民主党への票獲得が前提となっていくことは明らかであろう。新たな癒着構造の発生となる。
公に選出された知事や市長が、公である省庁に陳情するのは自然なことで、私的集団である党へ陳情をしなければならないことの方が、不自然ではないだろうか。
色々な形で献金や票の取りまとめを要求される恐れが強いのではないか。これも密室化、不透明化とならないか。
『小沢フィルター』と呼ぶ人もいるが、民主党の方針に沿うものだけ採用し、国内の利権を全て吸い上げる。
こういった構造は党の発言力をますます強固にし、政府の上に党がある、という権力構造を作り出すのではないか。
よく似た例としては中国共産党とそっくりなのだが、権力も利権も共産党が握っており、絶大な力を背景に全体主義で統治している。
日本も第一歩を踏み出すのだろうか。
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有権者は、自分が何かをしてもらう存在なのか?
今回の選挙ほど、有権者に対するばら撒き合戦が加熱したことはなかったように思う。
自民党は何をしてくれるの?
民主党は私たちの目線に立ってやってくれそうだから。
自民より民主が沢山してくれそう。
まさにサービス合戦。
景気対策、生活扶助、社会保障、福祉サービス、何とか手当、とアンケート調査でいつも上位に来る状況。
安全保障や外交政策などは、国民の関心から遥かにかけ離れており、どうでもいい。
生活が第一、とは本当にその通りですね。
でも、これが続いていくと、『国民が自分のことしか考えないアホ』になっていくと考えるのは私だけでしょうか。
政治に対して受け身で、五体満足な人たちまで何かをしてもらう存在と考える限り、利権のばら撒き合戦はなくならず、票の獲得手段として利用され続けるでしょう。
自立した個々人からなる市民社会の成熟からは、程遠い状態です。
選挙対策のばら撒きは、独裁国家イランのアフマディネジャド大統領の常套手段です。
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小沢独裁体制と新たなファシズム
ただ、外交や安全保障は、これまでの政策を引き継いでくれるものと思って、投票した人がほとんどだと思います。何故なら、民主党は当時、何も方針を出さなかったからです。
日米関係を最悪にしてしまうことを予測していましたか?
中国にすり寄って大朝貢団、天皇陛下に無理に圧力をかけ、引見させようとすることが分かっていましたか?
しかし小沢は言うでしょう、『お前ら国民が決められないのだから、おれが決める。選挙で選ばれた政権が外交方針を決めて何が悪いのか』と。
民主党内で、もはや小沢に反旗を翻す勢力はなく、党内独裁の地位を確立しつつある。
党が政府に命令するという権力関係が、すでに見え始めている。
新たなファシズムの足音が聞こえてこないだろうか。
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