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救援活動の僧侶を追い払ってやらせ報道 [この国と仲良くならなくてはいけないのか]

青海省大地震での救援活動の様子が、歪めて伝えられている。

日本のメディア報道では、標高4000㍍の高地での救援活動はとにかく大変で、高山病に苦しめられながらも救出に向かう兵士たちの活躍を伝え、政府も最大限の支援をしようと胡錦濤主席をはじめ、温家宝首相まで現地入りした様子を伝えていた。

その割には現地での救出活動と被災民の現在の状況、住民の暮らしぶりなどが殆どといっていいくらい何も伝わってこない。

あのハイチ地震の時のように、住民が食糧を求めて暴動になりかけたり、治安が悪化したりという情報が何も伝えられていないのだ。

中国報道に関しては、日本のメディアはあてにならない。当局の意向に沿ってプロパガンダをそのまま伝えているからだ。

以前も当局が仕立てたメディアツアーに乗っかり、自分で確かめもせず、中国政府の発表をそのまま伝えていたからだ。

89年天安門事件では『広場での大きな虐殺はなかった』などというウソを撒き散らした日本のNHKなど、後世の笑いものになるだろう。戦車で押しつぶされた人間の写真をよく見てほしい。

天安門事件写真

如何に日本のメディア報道が実情を歪めて伝えているのかについては、今後真相が明らかになってくるだろう。

以下、大紀元時報により紹介する。

怪我による死亡ではなく、実は窒息死

救助が遅れたたため廃墟の下敷きとなった人々は、怪我による死亡ではなく、窒息死していたことが判明した。中国『羊城晩報』が伝えた。

 救援治療センターに当たっている医師は本紙の取材に対し、

「玉樹は(生活)条件がたち遅れており、被災した村民は地震で倒壊した土レンガの住居により、怪我ではなく窒息死している。

多くのチベット人は廃墟の下に埋まり、本来死んでいなかった人たちも、生還する為の最も重要な72時間内に救助が間に合わず死亡したと思われる。

現在、生存者のいる形跡は無くなってしまった。これらの人々はもし掘り出されなければ当然、公表される死者数データには載らない」

「被災区は気温が非常に低く、被災者用テントでは寒さを凌ぐ事が出来ず、すでに多くの老人、衰弱した人、病人が凍死しており、靴下さえ履いていない子供たちもいる」と話している。

現地の救助活動に参加したチベット人女性は、多くのチベット人がテントを得られず野宿しているため、下痢や風邪などの症状が現れていると話す。

「食べ物がない人もおり、外で寝ている人もいる。これらの村民は皆、下痢を起こしている」

青海省都の西寧から救助にやってきたチベット人のダイヤンさんは、現地で薬が不足していると話す。また、救援物資の分配が平等に行われておらず、ある人は多く手に入れ、ある人は最初から手に入れる事が出来ないと指摘している。

玉樹県は青藏高原ヒマラヤマーモットが媒介するペストの病原地で、ペストは疫病防止の重点であるため、被災者が高熱を出しているかどうかは注意が集まるところだ。

僧侶を追い払って自分たちが救出したように見せる

チベット亡命政府のダワ・ツェリン代表によると、地震発生後、多くの寺の僧侶たちが救助に当たった。「結古寺650人の僧侶のうち400人近くがすぐに駆けつけた」、

「彼らが山の上から、山の下の建物が突然全て倒壊したのを見たから」。また、現地寺院では毎日決まった時間に路上で粥の配給を行っているという。

 また、結古鎮から車で3時間ほどの四川省カンゼチベット自治州にある色須寺(セルシュ・ゴンパ)からは地震発生初日には800人以上の僧侶が出動。色達(セダ)寺からも数千人が出動しているという。

 今回の地震の救済で、現地の状況に詳しいチベット人の僧侶たちが最も大きな役割を果たしているが、政府報道機関は取り上げていない。

 結古寺の久美僧侶によると、禅古寺の9割以上の僧侶が死亡。鎮の救助作業は終了しておらず、一部の僻地では救助が困難で状況が分からない。

現在同鎮の秩序は混乱しており、情報が封鎖されているという。

建物が全壊した結古鎮の技術学校。瓦や砕けた建材を退けながら被害者を探していたチベット人僧侶が、ある死亡者を発見したところ、隣で休んでいた兵士が突然動き出した。

兵士は撮影機材を手に入れて撮影し始め、僧侶にカメラを避けろと叫びながら、死亡者の遺体を掘り出す作業をし始めた。

僧侶たちは怒りを抑えながら、お経を唱えて死者の冥福を祈り始めた。「私たちが救出する時、これらの撮影機は回されない。

私たちは命を助けようとしているが、彼らはこの悲劇を宣伝道具として利用している」と僧侶のジアーサは、米紙「ニューヨークタイムズ」の記者に話した。

国家主席が現地入り

政府報道機関による記事は、被災地のチベット人が政府や兵士に感謝する内容の一辺倒で飾られている。18日に被災地を視察した胡錦濤国家主席に関する報道は、

受傷したチベット人の女の子を慰める場面や、「新しい校舎は必ずできる。新しい家は必ずできる」と小学校の黒板に書きながら、家庭を失った孤児と一緒に朗読するシーンが国内で報道された。

本心からそう語っているなら、間もなくチベット民族と漢民族の和解が達成されるだろう。

しかしこの人物こそ、チベット人を虐殺し、弾圧政策によってナンバーワンに上り詰めたのではなかったか。

安定維持部隊が進駐し、チベット人を監視

 チベット女流作家の唯色さんは20日、自身のブログで、政府統一戦線部門が救助を行っている僧侶たちに被災区を離れるよう要求していたと伝えている。

ある幹部は僧侶に対し、「お前たちは何でもやっているが、やり過ぎだ。今すぐ各自のいる地区に戻れ。さもなければ面倒なことになるぞ」と話したという。

幹部は僧侶に対して、すでに安定維持部隊が玉樹に集結していると伝えた。玉樹県の道路には警察が検問を敷き、僧侶たちの侵入を厳しく禁じている。

鎮内のチベット人・恭加(ゴンジャ)さんは、救助にやって来た僧侶らが被災区からの退去を命じられていることを知った。

恭加さんは、19日から安定維持部隊の多くの車両が被災区に進入し、その間、放送が入らなかったことを指摘している。

このほか玉樹空港から結古鎮に続く道路には更に多くの検問所が設置されていたという。

20日、救助活動に参加して高山病にかかった軍人からの情報によると、部隊や軍人が被災区にいる「チベット独立分子」に遭遇したら、

報告は不要との上級命令を受けているという。つまり、戦場命令の執行が可能で、その場で射殺することができるとのこと。

台湾図博之友協会(Taiwan Friends of Tibet)の周美里会長は、中国政府は外国からの援助を拒否し、多くの軍警察を救助ではなくチベット人たちを監視するために被災区に派遣していると指摘している。

義援金は地方政府役人の懐へ、支援物資は横流し

21日産経によると、150カ国以上から見舞いを受け、義援金は計320万ドル(約3億円)に上ることを明らかにした。そして教訓にすべき事例があるとして

2008年の四川大地震の復興過程においては、約3億元(約41億円)の再建資金が不正に流用されたことが明らかになり、22人が処分されたという。

どんなに義援金や支援物資を送っても、肝心の被災者には渡らないということを示している。今回も現地政府役人の懐に入るだけに終わってしまうだろう。

『月刊中国』の鳴霞氏によると、今回の地震では現地小学校や中学校はほとんど崩れたのに、現地政府の建物や共産党幹部の家はそのまま残っている。

そのことから政府の人間と国民の差が分かる。チベット人は人間ではないみたいな感覚がある。

死者は報道では約2000人だが、実際は1万人以上です。実数を出すと、世界から注目されているチベット人を死なせたということで、共産党のメンツが無くなる。

共産党発表の数字は信用できない。

青海省は山岳に核兵器の基地が沢山あって、放射能の問題がこれから出てくるかもしれない。

また共産党衛生部発表によると、13億の中国人の中で肺結核の菌を持っている人が7億人いる。上海万博が開催されると日本人が100万人行くそうだが、帰りにその菌を持って帰るかも知れない。

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4月27日追記

日本のメディアはどこも報道しなくなったが、テントがなく野宿する被災者の上に、雪が積っている写真を見ていただきたい。

被災者は野宿

 


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