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高さ制限に気付かなかったって? [事故防止]

コンテナトレーラーが、高架の高さ制限ガードに衝突する事故が相次いでいる。

見たところ、海上コンテナのようだが、彼らは毎日コンテナを積み替えて走るのだから、高さについてはその都度確認しているものと思っていた。

9.6フィート(クンロクバン)となれば、高さが4.1メートルになるため、どこでも走れるという訳にはいかない。

最近話題になっている積み込みの不具合、片荷、重心の偏り、荷崩れなどが原因で横転したり、走行に支障をきたすなどの問題もある。

今回の事故はそれ以前の問題で、重量がある大きなものを引っ張ることに対する自覚が欠如しているのではないか。

高さ制限に気が付かなかったのか、

気が付くのが遅れたのか、

自分のコンテナの高さにそもそも関心がないのか、

いつもの通り走ればいいと考えているのか、

いずれにしても、プロとしては失格であろう。

晴海通りの事故では、運転手は初めて通る道だという。

せめてぶつかる手前で止まることは出来ないのだろうか。

私は2t、4t、大型と、危険に対する経験を積んでからトレーラーに乗務して欲しいと思っている。

☆高さ制限のゲートに衝突してなぎ倒す、銀座でトレーラーが立ち往生

10月14日12時45分頃、東京銀座の晴海通り数寄屋橋交差点付近で、高さ制限を示すゲートにトレーラーのコンテナ部分が接触、立ち往生となった。
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トレーラーは立体交差点の下をくぐろうとした際、高さ3.5㍍のゲートに4.1㍍のコンテナが接触。ゲートが倒れ、動けなくなった。
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男性運転手(44歳、愛知県高浜市)は『この道を通るのは初めてで、近くの高速道路に気を取られていた』と説明。築地署は前方不注意が事故原因とみて、調べている。

別のニュースでは『ゲートに気付くのが遅れた』という。ゲートはアンダーパス(地下道)の入り口で、高さ制限を表示するもの。

立ち往生するトレーラー

FNNフジニュースネットワーク

☆9月16日、コンテナトレーラーが鉄道の高架駅に激突して横転

各社のニュースページが消滅していて検索不能のため、国土交通省自動車交通局の「事業用自動車安全通信」65号から転載します。

(5)海上コンテナを積載した大型トレーラが高架橋に衝突した事故


9月16日午前2時20分頃、東京都において、海上コンテナを積載したトレーラが運行中、荷台に積載していたコンテナがJR(筆者注=京成)の高架橋に衝突し、当該トレーラは横転した。


この事故により、当該トレーラの運転者が軽傷を負った。鉄道の運行等に影響はなかった。


その後の警察の調べにより、当該トレーラの運転者は、運転免許停止中であることが確認されたため、道路交通法違反(無免許運転)の疑いで逮捕された。

当該高架橋の下の道路の高さ制限は4.0m(高さ制限の表記あり)で、当該トレーラが積載していたコンテナは、長さ:20フィート、高さ:9.6フィートであるため、当該トレーラに積載した場合、高さ約4.2mとなるため高架橋に衝突したもの思料する。


当該コンテナは、四隅がすべて緊締装置により固定されていた。・・・以上

事故現場は、墨堤通りと京成関屋駅が交差するところ。墨堤通りの上に鉄道が斜めに交差しており、周囲の構築物にも被害が及んでいた。

2件とも、都内で仕事をする人にはよく知られた場所である。自分も何十回と通っていただけに、どうして4㍍を超えるコンテナであそこを通るのか、と思ってしまった。

理由は恐らく、本人だけが知っているのだろう。

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