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民主党政権は国益を繰り返し毀損している [民主党]

『領土問題は国家主権に関する問題なので、不退転の決意で体を張って取り組みたい。』17日、野田首相は鈴木宗男新党大地代表との会談で発言。今度こそ、毅然とした対応を取ってくれるものと思ったが

野田首相は、その日のうちにさっさと強制送還を決定してしまった。

実際に体を張ったのは海保と警察だったそうな。野田首相が体を張る場面はあったのだろうか。

しかも巡視船にレンガやボルトを投げつけるなど、活動家の公務執行妨害に問うべき行為を無視し、海保の判断で不法入国以外の容疑なしとした。またも一行政機関に責任を丸投げしている。菅政権の時と何も変わらない。

3月18日『産経抄』にクイズが出ている。日本国内でデモ行進中の活動家が、警備中の警官に向かってレンガを投げつけました。警官はよけて怪我はありませんでした。この活動家は逮捕されるでしょうか?

どうやら答えは2つになってしまったようだ。8・15以前なら、公務執行妨害罪で現行犯逮捕される、という答えが正解だ。

レンガが路上にあったものではなく、事前に2人以上が示し合わせて用意していたものなら、凶器準備集合罪も適用されておかしくない。

8・15以降は『逮捕されない』が正解となりかねない事態となった。・・・・・彼らが『事前に準備した』と公言してはばからぬレンガを、海上保安官のすぐ近くに投げつけたにもかかわらずに、である。

実際には官邸から海保に対し、事前に公務執行妨害に至らぬよう、方針が伝えられていたという。容疑者を検察に引渡し、公判など長期の拘留となれば中国からの脅しは避けられない。2年前と同じ失態を繰り返すことを恐れたためであろう。

今度も、日本は屈辱を味わうことになった。日本領土に不法上陸した活動家たちは、英雄として祭り上げられ、言いたい放題。また尖閣に行くと言っている。

そんなに中国様が怖いのなら、『どうぞご自由に上陸してくださいませ。尖閣は差し上げます』と言ってみたらどうだ。首相が身を賭して戦う気もないのなら、その方が早いだろう。

さあこれで、日本には何をしてもOK、何を言っても反論できない、歴史問題を盾に強く出れば簡単に引いてしまう、繰り返し恫喝をして譲歩を引き出せばよい、というパターンが出来上がってしまった。中国、韓国、ロシアはそう見ているだろう。

阿呆な評論家やコメンテーターが、相手を刺激するとマズイなどと言っていたではないか。鳩山・菅・野田の民主党政権は刺激しないことを優先してきたと思う。その結果どうなるかは、これから分かるだろう。

今回、アメリカ国務省報道官は尖閣上陸騒動について、アメリカはどちらにも味方せず、当事者で話し合うべきと言い放った。如何にアメリカがイザという時に頼りにならないかを表している。日中韓の間でもめ事が続くことは、アメリカの国益にもなる。

日本政府は、尖閣には領土問題が存在しない立場であることを知っていて、わざといっているのなら、看過できない発言である。2年前の漁船諸突事件と見解が変わったのだろうか。その時は日米安保条約5条の発動対象だったはずだ。

もし変わったのなら、我々にとって米軍は役立たずだから、日本全体が反米に変わっていくだろう。アメリカが日本の味方をしなくなった時のことも、考えておくことは必要だろう。

ちょっと前、野田政権が尖閣を国有化するだのと言っていたが、とんでもない。国民の誰も近づけず、上陸させないなら、実効支配とならず国有化の意味はない。

尖閣上陸の前例は平成16年3月、7人の中国人が上陸して強制送還された事件以来。

『国境に関しての干渉には、国威をかけて対応すべきだ。反論すら出ないと思われた瞬間、なめられる。』これは野田佳彦議員時代に小泉首相(当時)を批判した発言だそうだ。

ならば、どうすれば良いかは知っているだろう。分かっていて出来ないのなら、国民に対する責任を放棄したも同然だ。

〇地元の声を

『正々堂々と裁判をしなければ、同じことが繰り返される。国の弱腰は不安を通り越して憤りすら感じる』『尖閣沖は歴史的に良い漁場』。日本の領海に入った中国船は、日本の漁船の仕掛けた網を頻繁に引っかけて持って行ってしまう。漁具は高価なため損害は大きく、その頻度からわざとやっているとしか思えない。『私たちは平穏に日本の海で漁をしたいだけ。国はなぜ助けてくれないのか』(沖縄県の前泊漁政課長)

『長年あの海で漁をしてきたが、中国の不法行為は目に余る。自分たちの海なのに歯がゆい』『国にはそこに住み、働く人間のことを考えてほしかった。若い人たちの将来のために、安全な海を残してやりたい。東京都に買い上げてもらえば、少しは変わるのではないか』(宮古島市伊良部漁協の友利組合長)産経18日


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