被災地のがれき処理 [雑感]
がれき処理がなかなか進んでいないようです。
木材とゴム、ヘドロ微生物などの発酵により、内部の温度が高くなって火災が発生しています。分別せずにうず高く積み上げたため、危険性が高まっているそうです。
内部の温度を測り、パイプを突き刺して熱を逃がすなどの対策をとっているものの、時間が経過するほど微生物の活動が活発になって、火災の危険性が増しているようです。
がれきの引き受けを拒む自治体が多いということですが、どうにも筆者には理解できません。放射能を心配するという理由で、岩手や宮城のがれきまで拒否するということなのでしょうか。
発酵するものやハエなどの害虫が出て来るものは、焼却せざるを得ないと思いますが。
政府は8月3日に工程表を決定し、岩手と宮城沿岸部のがれきの53%を来年3月末までに処理する中間目標も入れられた。全作業の完了は26年3月末だという。
岩手、宮城、福島3県のがれき量は、可燃物が中心の『災害廃棄物』は1,811万t、津波が運んだ土砂などの『津波堆積物』が954万t、総量では2,765万tとなる。
宮城県七ヶ浜町のがれき 24年4月5日(サッカーゴールと比べると大きさがわかる)
〇被災地支援活動報告
4月2日~9日、7泊8日で宮城県七ヶ浜町に行ってきました。
被災地支援が目的で、仮設住宅のみなさんに健康体操(ゆるゆる体操)を指導するとともに、カウンセラーでもあるため心のケアも。
現地のサポートセンターにスケジュールを組んでいただいて、4つの集会所を計10回訪問。おかげ様でとてもスムースに実施できたと思います。
集会所のみなさんは年配者が多かったのですが、とても親切で話しやすく素朴な人たち。同じ土地の住民同士なので気持ちも通じ合うのでしょう。お茶を飲みながら皆でいろんな話をすることが楽しみのようです。
友人を失った人、親戚を失った人、親を失った人、目の前で助けられなかった人、寝たきりの高齢者を置いてくるしかなかった人、いまだに子供を探して訪ね歩く人、築いてきたものすべてを失った人、
人の命はいつかは終わる、しかし突然に奪われてしまったこと。
集会所の中は、全国から送られてきた応援の垂れ幕、寄せ書き、色紙、贈り物などなど。『がんばれ!』『負けるな!』が多かった。いつも頑張れるわけではないけど、気持ちが伝わってきてとても嬉しい、とおっしゃっていました。
私たちは、いつも被災地とともにある。
〇そこに立ってみると津波の凄まじさがわかる
海沿いの道路がえぐり取られて
田んぼの区画が見えなくなった
家の基礎だけが残っている
多賀城市にて
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